家の屋根には、自然の素材を使ったカヤを使います。時間がたつと、悪くなってしまうけれど、屋根から下して田んぼや畑にまけば、ゴミになりません。カヤは、山に生えるススキや、水辺に生えるヨシなどの植物や、小麦のワラなどを使います。このような自然の素材は、石油や鉱物をもとにした素材と違い、使い尽くしてしまうことがありません。また、ススキ野原からカヤをとるために、里山を管理することで自然環境を守ることができます。
カヤなどの植物は、空気中の二酸化炭素を吸収します。屋根から下した後も、畑などに使われることで、炭素を地面に蓄える働きをしますので、地球温暖化の要因といわれるCO2削減にも効果があります。